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2007年4月 7日 (土)

ガラス固化体埋設作業中に南海地震

東洋町が立地に適切かどうかについて、コメントを見つけたので転載します。

****石橋@神戸大学です。
このメールは他の幾つかのML等に同送しています。また転送は自由です。

 現在、高レベル放射性廃棄物最終処分場選定のための第一段階の文献調査に
高知県東洋町が応募しており、原子力発電環境整備機構(原環機構)は調査
実施を経済産業省に申請していて、近々認可が下りるのだろうと思われます。

 私は、日本列島における地層処分の10万年オーダーにわたる安全性について、
もっと慎重に検討すべきだと考えていますが、仮に幾つか候補地を選んで調査
しなければならないとしても、東洋町は最悪の場所の一つだと思います。
 数十万年の間に南海巨大地震に数千回も襲われ、今世紀中頃のガラス固化体
埋設作業中に南海地震に直撃される可能性が高いからです。

 東洋町の問題はいろいろ報道されていますが、手続き論が大部分で、立地の
根本問題の指摘はほとんど無いように思われます。
 まさか原環機構が本気で東洋町に処分場を建設する気だとは思えませんが、
本気でないとしたら悪戯な混乱の惹起は酷い話ですし、本気だとしたら巨大
地震をナメルにも程があります。

 地震に対する日本社会(マスコミも含む)の無理解と鈍感さが、この問題の
根底の一つであり、地震科学と地震防災学の責任は重大だと思います。私は、
然るべき専門家集団が(せめて有志が)きちんとコメントするべきだと思って
います。
 我々は、南海地震による今世紀の災害を心配し、それを減らそうと努力して
いますが、10万年オーダー先まで責任を持つべき崖っぷちにいることを自覚
すべきです。

 このMLで、この件に関する議論を巻き起こそうと思っているわけではありま
せんが、皆さんの関心を喚起したいと思います。もう少し詳しいことは、
http://historical.seismology.jp/ishibashi/opinion/chisoushobun.html
をご覧ください。 

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コメント

 原子力環境保全機構は本気です。産業経済省は文献調査を認可し、5月から調査を始める予定です。

 それゆえ今回の東洋町長選挙は大事です。現職の田嶋氏が再選されれば、文献調査に進みます。

 調査反対派は室戸市議の沢山安太郎さんを「誘致」しました。東洋町にご親類や知人が折られましたら、是非沢山さんをご支援ください。

 また私のブログにもリンクさせていただきました。時々見せていただきます。よろしくお願いします。

投稿: けんちゃん | 2007年4月 7日 (土) 18時02分

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 ソロモン諸島の地震がだんだん明らかになってきました。大きな揺れがあり、家屋は倒 [続きを読む]

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